チャプター4のAルート(Gルート)、なんなんだこれ…。
この記事には独自解釈があります。感想なしのシンプルな差分リストをお求めの方は、こちらから。
通常ルートのプレイ記録は下のリンクから。
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ノエルの家に向かうまで
リアルに殺傷能力があるブラックシャード

クリスの家で持ち物を見ると、「ばんそうこう」が入っていました。ブラックシャードは光の世界でもブラックシャードという名前です。
他の現実武器(えんぴつ、けしごむなど)が攻撃力+1なのに対して、 ブラックシャードは驚異の攻撃力+16。
ただの小さなガラスのかけらにもかかわらず、恐るべき切れ味のよさを備えているようです。怖い。
教会のシーンからすでに変な空気が渦巻いている
教会の探索でやたらうまくことが運び喜ぶスージィと、ノリが悪すぎるクリスの対比が気まずい。
ノエルの方から誘ってきたことについて、スージィは「変な展開」だと言っていましたが、英語だとド直球に”weird route”と言っているようです。
キャッスルタウン「ひび割れた愛」

キャッスルタウンで色変したモンディにひび割れた愛が満ちていると言われます。さもありなん。
私が「審判部屋」と勝手に呼んでるお城のこの部屋、OMORIのブラックスペースみたいなひどい状態になりそうです。
ノエル、壊れる
ディスのギターを調べようとしたところまでは通常と同じ。
部屋を出たあとノエルに呼び止められるため、タマシイはプレゼント箱ではなく、近くの引き出しの中に押し込まれます。
通気孔を通ってノエルの家のいろいろな場所を徘徊できるのも普通のルートと変わりません。
タマシイ、ピアノを弾けた…?
クリスはノエルの部屋に向かったため、ダイニングルームが無人となっています。そのため、好き勝手に移動することが可能。
なんとタマシイはクリス本体抜きでピアノを弾けました。
曲名は”Concert for you”。サントラ最後の収録曲です。
ネタばらしすると、病院のピアノでクリスが弾く「ポロン…」をいろいろなキーに移調しただけ。
つまり、クリス抜きでは鍵盤の上を転がることしかできません。
ノエルに執着するタマシイ

「前進」でカーソルの位置にワープする演出、タマシイの執念にぞっとしました。
もう一方の選択肢「やめて」はノエルではなくプレイヤーに向けられているような気がします。
タマシイがその場にいなければ、ノエルに口止めする必要がないからです。
「前進」の選択肢がクリスの思考に侵食したことでタマシイの脱走に気づいたのではないか?と解釈しています。
恐怖のメンタリズム、そして再び「トランス」状態へ
ノエルは、クリスが自分の思考を読み取っているのかどうか確かめようと、口を閉ざしたまま心の声でいくつも質問を投げかけてきます。
途中まではAルート(Gルート)を降りる選択肢が出るものの、なぜか途中からそれもなくなり、ノエルは完全に追い詰められてしまいます。
「トランス」の効果を持ついばらのゆびわを装備させられたことでノエルは完全にプレイヤーの支配下に置かれてしまいました。
チャプター2のGルートを進行しているサインのSEが執拗に繰り替えされたのは、もう戻れないぞという警告、念押しなのでしょうか。
チャプター2ラストで脱走したクリスは何をしていたのか
また、Aルート(Gルート)のチャプター2の終わりでバスルームの窓から何処かへ行ったクリスは、見えないところでプレイヤーのやらかしの後始末をしていたことがわかりました。
- ノエルに変な態度(前進)を取ったことを謝罪
- ノエルの腕時計を奪ったことを謝罪
ちなみに、通常ルートでは、サイバーシティでノエルの腕時計をクリスが装備していても、光の世界の病院ではすれ違うだけなので、ノエルはクリスが腕時計を取ったことに気づいていない - ノエルの手からいばらを取り除いてあげた
いばらの指輪は現実世界のいばらのトゲであり、光の世界に戻ってからもノエルの手に刺さったままだったらしい。 - バードリーを病院に担ぎ込む
タイヤを刃物で切りつけたのは通常ルートと同じ。
他にも証拠はないものの、騎士と打ち合わせをしていた可能性もあります。
物理的にめちゃくちゃ忙しいですが、それ以上にノエルにフォローしている最中の焦りや恐怖心の方がクリスにとってキツかったのではないでしょうか。
ノエルはそのときのクリスの声が震えていたことを指摘しています。
演出にアップデートが入っていたらしい
ノエルもクリスのフォローがあったからこそ、まさかあのタイミングで悪夢が戻ってくるとは思いもよらなかったでしょう。
「そうび」の瞬間、ガラスが赤くひび割れる映像表現がありますが、初期バージョンではバラの花びらが散る演出だったそうです。
残念ながら見逃してしまいましたが、YouTubeなどには残っています。
クリスのガチギレっぷりに絶句
バスルームのシーン。アズゴアが声をかけてくれたときHPが半分になってました。
ゴミ箱を怒りにまかせて力いっぱい蹴り飛ばしたことで肉体にダメージが及んだのか、それともタマシイが損傷を受けたのか。
いずれにせよ「前進」の悪魔には何のダメージも与えられていません。
クリスがここまで激怒したのはなぜか
ところで、ノエルによると、幼い頃、クリスはノエルにかなり悪質ないたずらをしていたようです。
また、ノエルのことを褒めたこともノエルにプレゼントしたことも一度もないそうです。
幼い頃のクリスはノエルをモノのごとく扱っていたように感じられます。
そんなクリスがノエルの操作を試みるプレイヤーに強烈な憎悪を露わにした理由は、クリスが成長してノエルの気持ちに寄りそう力が身についたからなのでしょうか。
それとも騎士(?)との「やくそく」も絡んでいるのでしょうか。
ただし、5歳くらいのクリスと中高生のクリスを比較するのは無理があるという意見ももっともです。例えば、発達障害の子が大人になって治った事例なんて山ほどあるので。
ノエルの家を出たあとのその他のイベント
アズゴアからホットチョコレートをゲット。飲んでもHPは回復しませんでしたが、チャプター1と同じく、「おいしくて せつなくなった」とのこと。
スージィは3人で遊べなかったのはサイアクだと言っていました。このやりとりも通常ルートではありませんでしたね。
バードリーは未だ目覚めず

病院のベッドで、やはりというか寒さに震えています。選択肢が出てきたので、「あたためる」を選択し、頭に乗っているお湯のボトルを交換しておきました。表情は和らいだようですが…。ヒーターを調べるとクリスは選択肢を出さず勝手に温度を上げました。
アンダインを生贄にしようとしておきながら、バードリーをいたわるような行動をとるのはなぜでしょうか。
単にアンダインの犠牲は目的を果たすためにやむを得ないとしつつも、それ以外の犠牲は望んでいないということでしょうか。
それとも、バードリーを回復させようとする行動も、ノエルへのフォローの一環なのでしょうか。
ノエルは強くなった
病院の前には、ノエルが幼いころ厳しくしつけをしていたベビーシッターのネズミが立っています。
ノエルは「あなたなんかこわくない」と言っていたようです。このセリフも通常とは違います。
教会に到着する前の謎の演出

スージィにノエルと何の話をしていたのか尋ねられました。画面に赤いフィルターがかかり、BGMが停止します。
選択肢が空欄になっていて、かなり不気味です。
スージィはもう聞かないと言って、それでイベントはおしまい。何だったんでしょうか。
選択肢が空白になっていた理由が気になります。
クリスはプレイヤーに見せたくない情報を、メッセージに出さなかったり、目をつぶったりして隠すことがありました。
しかし、意図的に選択肢を隠したことはこれまでには無かった気がします。
ただ、スージィのセリフから、空欄を選択したのち何らかのやりとりがクリスとスージィの間で行われていたのは間違いありません。
闇の世界 | クリスも順調に壊れる
「ダークヒーロー」が「ダークビーズ」に
クリスの称号が通常ルートと違います。
通常 DKヒーロー(LV4)刃を携え 宿命をなす。
Aルート DKビーズ(LV4)こわれて取れた。でも外れていない。
チャプター2でAルート(Gルート)を終えて光の世界に帰還すると、病院の待合室のおもちゃのビーズのうち、青いビーズが壊れてしまいます。
通常ルートでは進み続けるビーズとAルート(Gルート) で割れてしまうビーズが対比になっていて、Aルート(Gルート) の割れたビーズは不吉な予感を催させます。
ところで、DKビーズの「でも外れていない。 」という一文は気になります。
チャプター5はルート分岐があるだろうと言われており、次チャプターでAルート(Gルート) を意図的に続けようとしなければ、ビーズは「こわれて取れた」まま「すすみつづける」のかもしれません。
(その場合、ノエルやバードリーはどうなってしまうのか気になるところではあります。)
どこでもないという言葉の響き

ガーソンの書斎を探すイベントで、ガーソンにどこに行くか問われて「どこでもない」を選ぶと、ガーソンは、どこでもないという言葉に妙な響きがある、誰かとの関係に問題を抱えているのではないか、と指摘します。
「妙な響き」に当たる部分は英語では”peculiar ring”となっています。
peculiarは「奇妙な」という意味で、ringには文字通り指輪という意味のほかに(話や言葉の)響き、調子という語義もあるそうです。ダブルミーニングになっているのですね。
ガーソンはいばらの指輪や凍てつく指輪のことは知らないないはずなので、恐るべき偶然の一致です。
プレイヤーとつながるノエル、怯えるクリス
スージィが楽譜を入手しにいっているあいだ、ラルセイから目を閉じてスージィのことを考えるよう促されます。
そのとき、スージィのことを考えず、ノエルのことを考えると、画面中央に赤いピクセルが出現し、「ありがとう」とメッセージが表示されます。
続いて、何かを突き刺すようなSEとともに画面が真っ赤になるホラーじみた演出ののち、フィールド画面に戻ります。
とうとうプレイヤーの意思がクリスの声を介さずにノエルに伝わってしまうようになりました。
スージィによると、クリスは目をつぶったまま息を荒くしていたそうです。
先ほどはタマシイに怒りをぶつけていたクリスですが、自分を介してノエルが操られている間、怯えているようです。
ガーソンとのお茶のイベントでの2つの差分
スージィが先に行ったあと、ガーソンに黙々と物事をこなしていることを見抜かれます。
その後の選択肢でお茶を飲まないを選択すると、目をつぶったままリンゴを食べさせてもらえます。
Aルート(Gルート) ではクリスはむさぼるようにリンゴをかじり、ついには芯まで食べてしまい、ラルセイにドン引きされます。
クリスの奇行 | 第1の聖域から戻ったあとの探索

ピアノを調べ、スージィの過去の話を聞いた後、弾かないを選ぶと痣になりそうな勢いで手を噛みます。
ロウソクの棚を調べ、ノエルに祈るを選ぶと棚を蹴り飛ばします。スージィにはかなり異様な光景に見えていたはずです。
以上のように、同じ選択肢でもルートによってクリスは全く違う反応を示す場面がいくつもありました。
Aルート(Gルート)では狂気じみた攻撃的な行動をとるようになります。
プレイヤーが何をしてもほぼ無反応だったチャプター2のAルート(Gルート)とはかなり様子が違っています。
ラルセイは何かがおかしいと気づいているのか

チャプター2のAルートで「本当だったらここで…」と奇妙なセリフを漏らしたラルセイ。
チャプター4でラルセイは予言の中身を知っていることが明らかになったため、Aルートでは予言の筋書きとは違う出来事が起こっていると考えて問題ないと思います。
第3の聖域ラストでラルセイをハグしたあと、ラルセイのセリフが不穏なものに変化していました。
通常ルートでは、ラルセイは悲劇的な予言のラストを明るい未来へと変える希望を持ちます。
一方、Aルート(Gルート)では、物語のラストを変えたい願いは持っているものの、結末が変わったとしても一層グロテスクな展開になるのではないかとラルセイは恐れています。
タイタン戦~ラストシーン
ラスボス戦はシャドウマントとブラックシャードのおかげで随分楽になりました。

エンディングでのスージィの呼びかけは、心が壊れたクリスにはもはや届いていません。その代わり、キャロルからメッセージが。「ノエルはあなたとお祭りに行くのを楽しみにしている」…。
Aルート(Gルート)差分まとめ
チャプター2でAルート(Gルート)を経由したデータを引継いで開始
- チャプター4のクリアデータを保持していても、冒頭のスキップは不可能
- 教会での情報収集イベントで、ノエルではなくルーディから重要な情報の一つ(キャロルは大事なものを家に持って帰ること)を入手できる
- 教会でのイベントで、ノエルが自分からクリスとスージィを誘う。スージィは喜ぶがクリスはスージィとのハイタッチをスルー
- ノエルの家で宿題に取り掛かろうとしたとき、倒れているバードリーに代わってキャロルから電話がかかってくる
- タマシイが好きなだけピアノを触れる
- スージィがひとりで地下を探索する
- ノエルの家で限定イベント。ノエルを「前進」させ、いばらのゆびわを「そうび」する
Aルート(Gルート)確定後
- クリスがタマシイをゴミ箱に入れて蹴り飛ばす。
- ノエルの家でのその他のイベントは全て消滅。アズゴアのブラックシャードのセリフも聞けない。ノエルとスージィの会話も見られない。キャロルにも会えない
- ノエルの家を去るまぎわ、アズゴアにホットチョコレートをもらえる
- スージィに3人で遊べなかったのが残念だと言われる
- バードリーが病院の右の病室で昏睡状態
- ボランティア不足で図書館が閉鎖(通常ルートでバードリーが腕を負傷している場合も同様)
- 病院の前のネズミのモンスターが、ノエルは「あなたなんか こわくない」と言われたと発言。通常のノエルのコメントは「ネズミは カワイイ」
- 教会に行く途中、スージィにノエルと何を話したか聞かれる。謎の演出がある
- クリスの称号がDKビーズに変化
- 闇の聖域でガーソンに次にどこへ行くか聞かれて「どこでもない」と答えると誰かとの関係に問題を抱えていると指摘される
- 闇の聖域でスージィが楽譜を入手するイベントで、「ムダだと思う」→「つぶらない」→「ノエルのこと」 を選択すると、赤いピクセルと「ありがとう。」というメッセージが表示される
- 闇の聖域でのガーソンとのお茶会で、ガーソンにクリスは黙々と物事をこなしていると指摘される。お茶を飲まないとクリスはリンゴをかじるが、Aルート(Gルート)だと芯までかじり尽くす
- 闇の聖域封印後、ろうそくの棚で「ノエルに いのる」を選ぶとクリスは棚を蹴り飛ばす
- 闇の聖域封印後、ピアノを調べ、スージィの過去の話を聞いたあと、「にどとひかない」を選ぶと、クリスは手を思いっきり噛む
- タマゴをくれる男に会えない(?)
- 第3の聖域、スージィが最後の予言を見たあとのラルセイとの会話で、ラルセイのセリフが不吉な内容に変化
- ラストシーンでスージィによる呼びかけと、謎の人物からの電話がなくなる。代わりに、キャロルから電話がある
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