キャリアコンサルティングを受けようと思ったきっかけ
現在失業保険受給中ですが、無限に給付を受けられるわけではないため、就職のことも考えなければなりません。
仕事を探そうにも自分の価値観が定まっておらず、専門家に相談できればいいのにな、と思っていました。
ネットでいろいろ調べたところ、ココナラにキャリアコンサルティングサービスがあると知り、ある中年の女性コンサルタントに依頼しました。
ココナラとは?どんなサービス?
ココナラとは、出品者である専門家個人からサービスを購入することができるスキルの市場のようなものです。
キャリアコンサルティング以外にも、占い、イラスト作成、動画制作、ライティング、人生相談など幅広いジャンルの専門家が在籍しています。
専門家と購入者が直接取引できるため、
- お互いの都合の良い時間にサービスを授受できる
- ココナラへの手数料はかかるものの、出品者は企業に所属しないため、より多く稼ぐことができる
- ココナラがサービスの仲介するので、万が一トラブルがあった場合にココナラの運営が対応してくれる
といったメリットがあります。
あえてココナラを選んだ理由
社畜という言葉が表すように、社会は資本家がスキルを持つ人を搾取して成り立っているイメージが自分の中にありました。
そのため、ココナラのような専門家とクライアントが直接取引できるサービスに可能性を感じていたのです。
これがココナラを利用したきっかけの一つです。
速攻で断られる(笑)
相談内容として以下のことを文章にして送信
- A型の作業所を退職し、数か月経過していることを現状として説明
- 職種や勤務地などを決めるにあたってアドバイスが欲しいこと
すぐに返信が来ました。しかし!
返信内容は、想定外の内容でした笑
「ご希望に沿ったサービスを提供するのは難しいです」
「しかるべき機関に相談すべきだと思われます」
以上の内容が、非常に慇懃な文体で戻ってきました。
(原文をそのまま掲載するのは問題があるため、要約しています。)
いや、まさかココナラの利用そのものを否定されるとは驚きでした。
なぜ利用を断られたか?
可能性1:あなたの言葉遣いが悪かったんじゃないの?
一般常識から外れているような言葉づかいではなかったと認識しています。全く同じ文を別のコンサルタントに送付して受け付けてもらっているので。
可能性2:サービス内容から外れているんじゃないの?
キャリア相談全般を受け付けているとのことでした。福祉サービスを使っている人は断っているとは書いていなかったですが、気になる点はありました(後述)
可能性3:障害者は「リスク」だから
ココナラの出品者にとって、何としても避けたいのが、購入者から低評価を付けられることです。なぜかというと、今後の受注に影響するからです。
サービス内容も値段もあまりかわらない。ならば、評価が一番いい人に依頼が集まります。
そこで、リスクマネジメントとして、見積もりの段階で、少しでもヤバそうな人は、クレームと低評価を避けるために弾いておくのが鉄則となっているらしいです。
相談内容を送付した段階で自分が障害者であることは明かしていませんが、先方は「A型の作業所」というワードに不穏なものを感じたのかもしれませんね。
残念だった点
障害者の可能性があるというだけで、即座にトラブルを起こす迷惑利用者と結びつけられたことがまず残念です。
今回の件に関して、ココナラの利用自体を否定されたのも、ちょっと嫌な気持ちになったというのが正直なところです。
あなたのような経歴の人にコンサルティングするには知識が足りない、というような内容であれば納得していました。
障害者お断りの「匂わせ」?
他の出品者のプロフィールやサービス内容を見ていると、たまに以下のような文言を見かけました。これは、私が依頼したコンサルタントのページにも記載されていました。
「自傷他害行為があった場合は、責任を負いかねます」
site:coconala.com/ “キャリアコンサルタント” “自傷”
(出品者名の特定を避けるため、灰色のマークを施しています)
結構なコンサルタントが「魔除けの呪文」のごとく書いていることがわかりますね。
もちろん、文字通りの意味であり、障害者を排除する意図があるわけではないかもしれません。
そこは、出品者の良心に問うべき部分です。
しかし、今回の件でリスク回避のための障害者避けとして出品ページに添えている可能性も否定できないことがわかります。
なお、私は自傷も他害もしません笑
私がかつて在籍していた大学の就職相談では、先生や相談員さん、外部のコンサルタントの方に大変お世話になりました。
皆さん親身になって話を聞いていただいたり、履歴書や面接練習で細かい部分まで指摘していただき、感謝しています。
お祈りメールの内容や、「魔除けの呪文」に関して、あくまでも私の主観ですが、強い言葉を使うなら、差別的な要素も滲んでいると感じました。
今回断られてしまったため、今度は「障害者専門」をうたうコンサルタントに依頼したのですが、ここでも「ん?」と違和感があることがあったので、次はそのことを書きます。



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