ミニPC、Geekom A8を実際に購入し、使ってみての感想です。メリット・デメリットをまとめ、「やめとけ」という意見についても検証しました。
- 高性能でサクサク動く
- 安く手に入り、浮いたお金を投資して増やせた
- 修理の際は国外配送となり時間がかかる
ミニPCを買って得られたもの

ミニPCの利点といえば、CPUの性能は良いのに価格がとにかく安いことです。
浮いたお金を活用することで、
- サーバーを借りてブログ開設→アドセンスで収入ゲット
- 投資信託に投資する
安く買えたどころかお金が増えるという結果に。
他にもメリット! | 高性能CPU・安心OSライセンス・スペース節約
AMD Ryzen R7-8845HS搭載
ゲームや動画編集向きのハイエンドプロセッサです。
マルチスレッド処理(アプリケーションのタスクを細分化して並行処理する処理方式)が得意で、複数のアプリケーションを同時に起動してもサクサク動きます。
省電力性能も高く、長時間の使用にも耐えられます。
安心のWindows11 Pro OEM版
怪しいメーカーのPCだと、ライセンス違反のWindowsがインストールされている場合があります。Windowsのライセンスには、次の種類があります。
- 企業や教育機関が共有して使える「VL版」
- パソコンに最初からインストールされていて、他のPCでは利用できない 「OEM版」
- マザーボードに紐づけられている 「DPS版」
- 個人購入が可能で、他のPCに移して使える 「リテール版」
GEEKOM A8や富士通、VAIOなどのPCには2の「OEM版」がインストールされています。一方で、詐欺メーカーのPCには、組織向けの「VL版」が不正インストールされていることがあります。(VL版をインストールしたPCを個人向けに販売するのはライセンス違反に当たる場合がある。)

しかも、VL版の中には、「KMS(キー管理サービス)」という仕組みで、一定間隔で再認証することでWindowsを使えるタイプがあります。つまり、VL版をつかまされると、ある日突然windowsが使えなくなった、という恐ろしい目に合う可能性もあるのです。
繰り返しになりますが、GEEKOM A8にダウンロードされているWindows 11 Proは正規のOEMライセンスなので、安心して使うことができます。
コンパクトなデザイン


GEEKOM A8が届いて驚きました。こんなに小さいの…!?でも、先ほど述べたように、ちゃんと仕事してくれます。
コンパクトなので机のスペースを有効活用できますし、掃除もラクラク。精密機器なのでスマホと同様に落とさないよう慎重に運ぶ必要はありますが、出張先や旅先でも使えそうです。
デメリット | やめとけと言われる理由とは?
一部のユーザーからは、GEEKOM A8に対して「やめとけ」という意見もあります。
中国に拠点がある新興メーカー
海外製のPCは玉石混交で、中には粗悪品も存在するのは事実です。GEEKOM A8は問題なく使えています。
ただし、もし修理が必要になった場合、GEEKOMは日本に拠点がないため、中国まで送らなければならず、手元に戻ってくるまで時間がかかるかもしれません。
拡張性が限られている
コンパクトゆえにメモリ、CPU、クーラーなど中身がぎっしり詰まっているので、分解するのはリスクが高いです。
注意点:キーの初期配置が英語
初期設定をするときにMicrosoftアカウントが必要になるのですが、その設定でやや苦労しました。入力したキーと画面に出力した文字が一致しないのです。これは、キーボード設定が英語になっているためです。設定はあとで変更できるので安心してください。英語配列では、「@」は「Shift + 2」です。
静音性は?ファンの音はうるさい?
普段は無音ですが、長時間使っているとファンの音が鳴ります。作業の集中が妨害されるほどの音量ではありません。
Windows11には省電力モードへの切り替え機能があります。パフォーマンスを抑えて発熱を抑えることが可能です。
GEEKOM A8の概要
| サイズ | 112.4mm×112.4mm×37 mm |
| I/O ポート | 3 x USB 3.2 Gen 2 タイプA 1 x USB 2.0 タイプA 1 x USB 3.2 Gen 2 タイプC 1 x USB 4 Gen3 タイプC 1 x 3.5mm ステレオヘッドセットジャック 1 x RJ45 RTL8125BG-CG 2 x HDMI 2.0 1 x DC入力 1 x 電源ボタン 1 x SDカードリーダー |
| プロセッサ | AMD Ryzen™ 9 8945HSまたはRyzen™ 7 8845HS |
| グラフィックス | AMD Radeon™ 780M グラフィック |
| メモリ | デュアルチャネル DDR5 5600MT/s 最大64 GBまで |
| Wireless LAN/Bluetooth | Wi-Fi 6EおよびBluetooth® 5.2 |
| ストレージ | M.2 2280 PCIe Gen 4 x 4 SSD 最大2TBまで |
GEEKOMについて どこの国の会社?
中国深センを拠点としたミニPC専門メーカー。研究開発本部は台湾に置かれています。
2003年にブランドが設立されました。2024年時点で、アメリカや日本、ヨーロッパなど150か国以上で販売実績があります。Forbesなどの有名メディアによる取材を受けています。
初期設定は簡単 | 初心者でもできた!
- PC本体
- 付属のACアダプター
- モニター
- マウス
- キーボード
- ネットワーク環境
付属のACアダプターと別途用意した周辺機器を接続し、Windowsのセットアップを行います。画面に表示された指示に従うだけ。
人生初のWindowsのセットアップでしたが、大きな問題もなく完了しました。繰り返しになりますが、キーボードの初期配列は英語なので、「@」は「Shift」+「2」で入力してください。
結論 | 限られた予算でPCを探している方におすすめ
GEEKOM A8 ミニPCのレビューをしました。コスパを重視する方、特に限られた予算でそこそこのスペックのPCを求めている方におすすめです。場所を占拠しないコンパクトなデザインなのも魅力的。
この記事の内容が参考になれば嬉しいです!



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